海外在住者から見た教育ニュース KAIGAIBUSHIDO

日本の最新教育ニュースを 海外在住の親の目線と日本人学校&補習校教師の目線で考えてみました。(KAIGAIBUSHODO 海外武士道)

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はねても、とめても正解…漢字の細かい違い許容



記事はこちら 読売新聞 2016年2月10日

漢字の採点に関しては、統一するのは難しいというのが私の意見です。

私が勤める補習校では、漢字採点の基準があります。
どのクラスの先生が付けても同じように採点ができるように、
正解例や減点まで細かく定めています。

それでも学年が変わったり、途中で先生が交代することがあると、
採点基準が変わったように感じる保護者のかたも多いのではないかと思います。


我々教員が基準とする漢字は、国語の教科書に書かれた字体(教科書体)です。
「とめはねはらい」はもちろん、
ついているか離れているか。
横なのか、少し上がっているのか。
長いのか短いのか同じなのか。
1画1画を細かくチェックしながら子どもたちに教えています。

文化庁が出した指針を、文科省がどう捉えて、学習指導要領等にどう反映させるかを見守る必要があります。
この記事に出ているような許容で漢字テストを採点すると、
子どもたちの漢字学習に対する意識の低下につながるでしょう。
極端な言い方をすれば、字形がだいたいできていれば丸になるのですから。

もちろん、現場も混乱するでしょう。
正しい字形を教えても、多少のことであれば丸にする。
教師としてはきちんと教えたいですし、
一親としても、教科書に書いている字を正しく書ける子になってほしい。
小さいうちから許容してしまうと、その違いが次の世代に伝わります。
数代先には、違う漢字になっている・・・なんてことも起こり得ます!

当然の話ですが、
これは漢字の学習に限った話で、
普段書く字について言っているわけではありません。
字はその人の人柄を表しますから、字形は“その人の味”です。
そのことは全く否定しません。
今回の文化庁の方針はそのような場面の許容だと、私は捉えています。

ただ、漢字学習、漢字テストにこの許容を持ちこまないでほしいというのが、
一教師として、一親としての意見です。

「よく見て同じように書く」
漢字学習や書写の大切な教育目標の1つです。
こだわりを持って今後も教えていきたいと思います。


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文字の大切さ知る機会…書き初め



記事はこちら 読売新聞 2016年1月12日

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「12月になると毎朝、授業前にクラス全員で年明けに行われる書き初め大会の練習をしました。

 『友達に負けたくない』と気合が入りました」。千葉県八街やちまた市の山田良子さん(62)は小学校当時の思い出を振り返る。

 新年に初めて文字を書く「書き初め」は、筆始めや初硯はつすずりなどとも呼ばれ、江戸時代に寺子屋を通じて広まったとされる。

 明治以降の学校教育では、毛筆を学ぶ習字の一環で書き初めが行われてきた。昭和の戦時下では国民の戦意高揚を図る役割も担った。1941年12月の読売新聞は、国民学校の児童が書き初めの練習で「大東亜戦争」と書く様子を伝えている。

 戦後、毛筆よりペンや鉛筆を使って文字の書き方を学ぶことが推奨された。だが「子どもの字が乱れる」との意見もあり、51年改定の学習指導要領で、毛筆は、学校の判断で小学4年生以上に指導できるとされた。書き初めの題材には、「年のはじめ」「初日の光」「ふじの山」などのほか、「平和日本」「独立日本」など当時の時代状況を反映したものが登場した。

 その後、毛筆は、国語の「書写」の一つに位置づけられ、68年改定の学習指導要領から小学3年生以上で必修となり、現在に至る。書き初めは、冬休みの宿題になったり、休み明けに体育館などで腕を競い合わせたりする学校が増えた。

 書道用品メーカー「呉竹」(奈良市)によると、60年前後までは、ほとんどの児童生徒が墨をすずりですって書いていた。同社は58年に習字用の墨汁を発売。当初は「邪道だ」と反発する声が寄せられたが、墨をする時間を省略して指導時間を確保したい学校からの注文が次第に増えていったという。

 88年には、表と裏の面を、墨すり用と墨汁用に分けて使えるセラミック製のすずりを発売した。墨汁用の面は、書き初めに使う太い筆で大きな字を書けるよう、墨汁をためる部分が広くとってある。

 千葉大の樋口咲子教授(書写書道教育)は「書き初めは今も昔も、子どもたちが文字の大切さを理解する機会になっている」と話す。

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「心を落ち着けて向かう」
書写の良い点の1つだと思います。
筆を持って字を書くという経験は、いくつになっても必要なことだと思います。

心の鍛錬になるのはもちろん、
字形に気を付けながら書くことができるのも
書写の効用だと思います。
画の長さや向きや間隔など、1つ1つを気を付けながら書くことは、
鉛筆ではなかなか取り組むのは難しいかもしれません。
書写であれば字数が限られていますので、1字1字に気持ちを込めて書くことできるでしょう。

穂先の向きなどの気にしながら書くことで、
次の1画へのつながりも感じることができるでしょう。

1年のはじめに書く「書き初め」。
その1年をどのようにしたいかを意識してかくことが大切です。
子どもたちにだけ書かせるのはもったいないことです。
ぜひ大人も年初めの抱負を書き記しておくことが大切だと感じます。

ちなみに私の書き初めの文字は、
「挑戦」
の2文字です。

とにかくやってみることが今年のキーワードです。
1年後に振り返ってみたいと思います。


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ニュースレター 配信しました。

今までニュースレターの配信のお知らせをしたことがないので、
今回はこのブログにお知らせを載せてみました。

登録していただいているかたに、届いてないという場合があるかもしれません。
もしも届いていない場合は、メールからでもこのブログからでも結構ですので、お知らせください。

ちなみに今回のテーマは、
『冬休みの宿題 順調に進める3つの手順』
というお話です。

自分で順調に進める子は、自分のやり方でどんどん進めてください。
「宿題しなさい!」「え~~!!」という会話が日常的なご家庭をイメージして書いた内容になっています。

まだご登録されていないかたにもお送りしますので、
登録時にその旨をお知らせください!


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カドカワが「ニコ動」で乗り出す通信制高校の成否



記事はこちら 読売新聞 2015年10月29日



漫画家のすがやみつる氏が、Eラーニングに関して記事を出していました。
すがや氏は、伝説の漫画である「ゲームセンターあらし」の作家です!(懐かしい!)
ご本人は早稲田大学のEラーニングで修士課程を終えられたそうです。


今回のタイトルになっている通信制高校のEラーニングでの心配点を2点挙げていらっしゃいます。

・モチベーション
・コミュニケーション能力

もしも高校ということであれば、
学費は親が出すことが多いでしょう。
社会人の大学生とは、学費の重みが違うでしょうね。

低年齢であればあるほど、その重みを感じにくいのは事実です。
そのため、高校のEラーニングでは、辞めるという選択をしやすくなるのではないかと私自身も感じます。

また、対人との関係を育てるべき場である学校という存在が、
Eラーニング化が進むことにより、
コミュニケーション能力を高めることを抑えてしまうのも心配になります。

もちろん、全ての子がそうならないでしょうし、コミュニケーションにおいて苦労している子が、Eラーニングを積極的に取り入れている場合もあると思いますので、全てを否定しているわけではありません。

早稲田大学の通信制におけるEラーニングでは、
社会人を経ずにストレートでのE大学進学の場合は、制限があるそうです。

志願者の数を謳うのではなく、
本当にその子にとって必要な教育なのかを
志願者だけでなく、その家族もしっかりと話し合いがなされることを願います。


・・・と書きましたが、
いずれ遅かれ早かれそのような時代が来るでしょう。
通信制だけでなく、一般的な高校でも在宅でのEラーニングの活用がさらに加速し、
毎日通学しなくても卒業ができてしまう時代が来るかもしれません。
これは、高校に限った話ではありません。
ひとりひとりが学びやすく、そして選択しやすい環境が
Eラーニングの低年齢化につながると思っています。

時代に合うものは何か?
子どもたちに良いものは何か?
私自身も先を見て、探っていきたいです。



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高校生が選挙学ぶ「未来を決める大切な権利」…山梨‏



記事はこちら 読売中高生新聞 2015年10月16日

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 選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が成立したことを受け、来年夏の参院選で選挙権を得る見込みの高校生を対象にした出前授業が15日、山梨学院大付属高校(甲府市酒折)で行われた。





 県選管などの主催で、高校生対象の授業は初めて。3年生約50人が選挙の仕組みや投票する意義について説明を受けたり、模擬投票をしたりした。

 県選管によると、昨年12月の衆院選で、県内の20~24歳の投票率は39・14%(抽出調査)。県内全体の59・18%を大きく下回った。

 出前授業は、選挙制度への理解を深めてもらおうと企画された。県選管職員はこの日、生徒たちに誰に投票すれば世の中をよくすることができるか、考えながら投票してほしいと話し、そのためにも、広く社会に関心を持ってほしいと呼びかけた。

 模擬投票では、消費税をテーマに、候補者に扮した山梨学院大の学生2人がそれぞれ増税と減税の立場から考えを訴え、生徒たちは実際の選挙で使われるものと同じ投票箱と投票用紙を使って投票した。参加した3年生の塩沢亨太さん(17)は「選挙で投票するのは責任が大きいと不安があったが、自分たちの未来を決める大切な権利だと分かった。来年の参院選は投票に行きたい」と話した。

 出前授業は、学校からの希望を受けて実施するといい、今年度は県内の小中学校8校、高校8校で行う予定だという。
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選挙権が18歳以上に引き下がります。
大学進学率が6割に迫っている今日。
社会に出る前に、または、大学に進学する前に、
日本の将来を考える機会があるのは良いことだと思います。

年齢が引き下がったことで、教育現場の重要性がさらに増します。
正しく中立的な立場で子どもたちに伝える必要があります。

報道から得た情報をそのまま受け入れるのではなく、
一度自分で消化してみる。
そして、もう一つの考え方と比較してみる。
その上で、日本のためになることは何かを自分自身で判断する。
そんな力がこれからの子どもたちには必要なのだと思います。

子どもたちと最前線で接している我々教員は、
広い視野で考えることのできる教育をしていかねばなりません。

この制度で、有権者は約240万人増えるそうです。
人気投票ではなく、
右向け右ではなく、
受け売りではなく、
自分自身が自信を持って“大切な一票”を入れてほしいと願います。



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